どちらかが魔女

どちらかが魔女〈森博嗣シリーズ短編集〉 (講談社文庫)

S&Mシリーズを読み終わって久しいけれど、
まだまだ犀川先生と萌絵ちゃんの話が読みたい！！
と思っていたら、こんな短編集が出てたのね、ってことで
買ってみました。

森作品の、こういう表現がぐっとくんだよなあ。

「叔母様、魔法使いみたいだって、言われません？」
「誰から？」睦子は急に低い声になって萌絵を睨む。六十分の一秒ほどの一瞬の閃光が感じられた。サブリミナル効果かもしれない。
幼い頃は、叔母のこの表情が恐かった萌絵だが、そのバグは、最近のバージョンアップで取り除かれた。

これ、伝わるんだろうか？笑

他のシリーズの登場人物も出てくるんだけど、やっぱりS&Mコンビが好き。
寝起きに電話に出て「はあい」って返事する犀川先生、可愛すぎる…！

でも『刀之津診療所の怪』の、グライダー飛ばしてる人だけが
誰だかわからないんです…もやもや。